G-01-07【異次元のメーメー】/130710
僕は僕の中で、あふれんばかりの僕を飼っていた。
その醜い、肉の塊を食らって彼女は
この書斎で
大きく、大きく、
育っていった。
僕は僕の生み出した夢の後始末もつけず
去ってしまったのだけど。
彼女は今もそこで食事を待ち続けているのだろうか。